最近、ミニ盆栽が各種メディアでも話題です。
あなたも、誰かにプレゼントしたい、自分でも買ってみたいと思ってはいませんか?
今回は、盆栽をプレゼントするときに知っておきたい基礎知識についてご説明しましょう。
「プレゼントした相手に喜んでもらえるかどうか」「何を基準に選べばよいか」について理解していただけるはずです。
最後までお付き合いください。
盆栽をプレゼントに選ぶタイミングは?みんなどうしてる?
あなたが盆栽をギフトとして選びたい、渡したいと思ったのは、どんなきっかけですか?
他の人の様子も気になりますね。
楽天市場やAmazonでよく見る「盆栽ショップおすすめのギフトのタイミング」についてご紹介します。
以下のようなイベントに合わせて、盆栽がプレゼントされているようです。
- 還暦祝い
- 母の日/父の日
- 定年退職祝い
など
なぜこのタイミングなのか、一緒に考えてみませんか?
1.還暦祝い
還暦とは、満60歳をとなる誕生日を祝う特別な日です。
十二支(子・丑・寅・卯…)と十干(甲・乙・丙・丁…)とを組み合わせた「十干十二支(じっかんじゅうにし)」が一回りして元に戻るのが60年。
それで、「還暦(暦が還る)」と呼ぶのです。
還暦祝いには、これからの長寿をお祈りしたり、これまでのお礼の意味が込められるものです。
ご両親やご親戚、上司など、いつもお世話になっている方が還暦を迎えるとき、心に残るギフトとして盆栽を選ぶのも素敵なことでしょう。
2.母の日/父の日
言わずと知れた母の日や父の日。
日頃の感謝をプレゼントという形で表すのに、とてもよいタイミングです。
母の日の花はカーネーションですが、父の日にプレゼントするのはバラとされています。
ですが、プリザーブドフラワーやドライフラワーでない限り、花はすぐに枯れてしまいます。
せっかくプレゼントするなら、枯れないものがいい、花粉アレルギーのあるお父さん・お母さんには贈りづらいという点からも、盆栽を選ぶ人も多いのではないでしょうか。
3.定年退職祝い
親御さんや上司へ、「これまでお疲れさま」という感謝を伝える機会となるのが定年退職祝いです。
特に親御さんへの退職祝いは、「私を育ててくれてありがとう」という気持ちを改めて形にできるタイミングではないでしょうか。
第二の人生を楽しんでほしい、何か趣味を見つけてほしいという意味を込めてプレゼントをするには、盆栽も大いにアリ、と思われませんか?
もしも親御さんが定年退職後、もう仕事はせずに悠々自適な暮らしを送る予定なら、健康でいてもらいたいですね。
盆栽は年間を通じた手入れが必要です。
書籍を読んだり、実際に手を動かして様々な作業をしたり…と、いわゆる「ボケ防止」を兼ねた趣味としてはうってつけではないでしょうか。
盆栽はプレゼントに最適?贈り物で失敗しないポイント3
ここまで見てきたように、人生の節目に盆栽をプレゼントする方は増えています。
Amazonや楽天市場など、オンラインショッピングモールにもギフト用の盆栽が多く出品されています。
ミニ盆栽や、種から育てる盆栽セット、苔玉盆栽などのかわいらしいものは、見ているだけでもわくわくしてきませんか?
ですが、プレゼントは受け取る側の状況や好みによって、ときに「もらっても困る」ものとなる可能性があります。
- 贈る相手が植物に興味を持っているか
- 盆栽を育てるスペース(ベランダ/庭)を持っているか
- 家を空けがちではないか
この3点から、盆栽プレゼントで失敗しないかどうか考えてみてください。
1.贈る相手が植物に興味を持っているか
盆栽をプレゼントしても大丈夫かどうかは、その方が「植物に興味があるかどうか」が大きなポイントです。
「せっかくプレゼントしてもらったのに、手入れが難しそう」、「頂き物だけど、植物はちょっと…」となると、後に贈る側/贈られる側の相互で気まずい雰囲気になってしまうかもしれません。
事前にさりげなくリサーチすると良いでしょう。
2.盆栽を育てるスペース(ベランダ/庭)を持っているか
盆栽をプレゼントしたいお相手は、盆栽を育てるスペースを持っているかどうかもチェックしておきたい点です。
盆栽を育てるには、日当たりの良いベランダや庭など、一定の広や環境が必要です。
完全に室内でしか育てられないとしたら、結果として「プレゼントをダメにした…」と、贈られた方もがっかりしてしまうこともあるでしょう。
その方に悲しい思いをさせないためにも、もしかしたら別のものを選んだ方が良いかもしれませんね。
3.家を空けがちではないか
盆栽をプレゼントしようと思っている方は、仕事や趣味で家を空けがちではありませんか?
もしそうなら、盆栽を育てる基本である「水やり」が難しいかもしれません。
特にミニ盆栽の場合、用土が少ないことから、毎日の水やりは必須です。
夏場は1日2回の水やりが必要な樹種もあります。
家を空けがちの方には、盆栽のプレゼントは不向きかもしれません。
盆栽をプレゼントしたいお相手の状況を事前に確認しておくと、失敗せずにすみます。
盆栽のプレゼントにおすすめの人気商品は何?
では、ここからは具体的にプレゼントにおすすめの盆栽品種をピックアップします。
盆栽初心者でも育てやすい樹種を中心にご紹介しましょう。
- 黒松
- 五葉松
- 梅
- さくらんぼ
- もみじ
それぞれの特徴をご紹介します。
1.黒松
黒松は、盆栽初心者にも育てやすく、盆栽の基本を学べる樹種として人気です。
日当たりを好みますが、他の樹種ほど神経質にならずにすむのです。
ミニ盆栽からスタートして、大きく育てることができるところも魅力的。
プレゼントされた方も、「小さいまま育てようかな」「思い切ってしっかり盆栽を勉強して大きく育てようかな」と、ふたつの道から好みの方向を選べる点もうれしいところでしょう。
黒松については、「黒松の盆栽の手入れスケジュールをご紹介!ミニ盆栽はどうする?」もお読みください。
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盆栽妙 高松盆栽 黒松 威風堂々 50261A6532.五葉松
五葉松も、盆栽初心者に向いています。
そもそも松類は、日本中のあらゆるところで自生している樹種ですので、手入れがしやすいという特徴があります。
特に五葉松は、標高の高いところに自生していますので、寒さにも強いところもうれしいポイント。
ギフトとしてミニ盆栽をチョイスしても、しっかりと「風格」を楽しめるのも五葉松の面白さでしょう。
五葉松については、「五葉松の盆栽の育て方は?年間手入れスケジュールをご紹介!」もご覧ください。
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盆栽妙 枝ぶりの良い五葉松の盆栽 樹高20cm 父の日 人気 プレゼント おしゃれ ミニ はじめて3.梅
梅は、春を告げる樹種として盆栽の世界でも人気です。
新春には花を咲かせ、葉が出て秋には紅葉、冬には落葉しますので、四季を通じて楽しめるところがおすすめポイントです。
他の樹種に比べ、水やりに神経質にならずにすむというところが初心者向けといえるでしょう。
門松にも使われる梅は、出世や開運を象徴するものとして古くから日本人に愛されてきました。
「おめでたい感じ」「華やかさ」のある盆栽をプレゼントしたいときは、梅がおすすめです。
梅については、「梅の盆栽はどう手入れする?梅の特徴と年間管理スケジュールを解説します!」もご参考になさってください。
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小品盆栽:紅白長寿梅寄せ植え(信楽焼小鉢)*和 鉢植え 鉢花 祝い 誕生日祝 御祝 プレゼントにも bonsai4.さくらんぼ
四季を通じて変化を楽しんでもらいたい、せっかくなら実が付けばもっと面白いだろうな…と思われるなら、さくらんぼもおすすめです。
春先には花が咲き、その後には実がなる。
贈られた方にとっては、サプライズとなるでしょう。
真夏には水やりに注意が必要ですが、その他の季節はどちらかというと乾燥気味を好むのがさくらんぼの特徴です。
盆栽初心者の方にも、お世話もさほど苦にならないでしょう。
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盆栽妙 さくらんぼ 樹高18cm×幅10cm5.もみじ
盆栽をプレゼントしたいお相手が、毎年もみじ狩りにまで行くような方なら、もみじの盆栽はいかがでしょうか。
比較的寒さに強くいところがもみじの特徴です。
季節に応じた手入れを学びながら、葉の色の変化を楽しめますので、盆栽初心者にも喜んでもらえることでしょう。
もみじの手入れに関しては、「もみじを盆栽で楽しむ方法は?育て方の年間スケジュールをご紹介!」もご覧ください。
もみじの中でも特におすすめ商品は、出猩々もみじです。
春先に赤い葉が出て、春から夏にかけ緑に変化、そして秋には再度赤い葉を楽しめるという面白い品種です。
まとめ
今回は、盆栽をプレゼントしたいときの注意点や、おすすめ商品についてご説明しました。
大切なのは、プレゼントされる側の状況をしっかりと把握することです。
「せっかくプレゼントしてもらったのに育てられない」「枯らせてしまった」となると、受け取った方には申し訳なさが残るというもの。
そんな寂しさを感じさせないためにも、事前のリサーチが欠かせません。
そして、盆栽初心者にも育てやすい樹種/品種を選ぶことも大事です。
さて、あなたがプレゼントしたい盆栽は見つかったでしょうか?
せっかくのプレゼントですから、いい印象が残るものを選んでください。