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ニレケヤキの盆栽

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ニレケヤキの盆栽|毎日の手入れ・植え替えや剪定など年間手入れ法をご紹介!

ニレケヤキの育て方はどうすればいいの?

ニレケヤキを盆栽で楽しみたいけど…

今あなたは、ニレケヤキの盆栽について情報収集している真っ最中かもしれませんね。

ニレケヤキの日常的なお世話から、植え替え・剪定など特別な手入れの年間スケジュールについてご紹介します。

ニレケヤキの基本的な情報もあわせてご紹介しますので、読み終える頃にはニレケヤキの盆栽を迎える準備が整っていることでしょう。

ニレケヤキとは?

ニレケヤキは、別名アキニレ(秋楡)です。

ニレケヤキは、ニレ科ニレ属のとても育てやすい樹種で、紅葉や落葉も楽しめます

ケヤキという文字が含まれてはいますが、ケヤキよりも葉はつややかで細かく、とてもかわいらしい木です。

暑さや寒さにも強く、成長力もたくましいので、盆栽初心者には特におすすめの樹種です

上手に育てれば、幹に独特の荒れが現れますので、ミニ盆栽ではなく本格的な盆栽にチャレンジしたい方にもおすすめです。

水をたっぷりと与えれば幹が太くなり、抑え気味にすると成長を抑制できるという面がありますが、枯らしてしまわないよう、盆栽初心者の方は「用土が乾かないように」ということを心掛けると間違いはありません。

ニレケヤキの四季の育て方

ニレケヤキは日光と水をとても好みます。

これを踏まえて、季節ごとに適したお世話をしましょう。

【春】ニレケヤキの日常の育て方

3~5月、春のニレケヤキは本格的な成長期に入ろうとしていますので、日当たりと風通しのよい場所に出してください

水やりは、1日に1~2回を目安にしますが、「用土が乾いたら」「鉢底から水がしたたり落ちるまで」という盆栽の基本を守ってください。

そして、月に1度肥料を与えてください。

油粕が理想的ですが、隣の家が近くてニオイの問題が心配、というときは、ニオイの少ない盆栽用肥料もおすすめです。

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新芽が出る頃は、アブラムシやカイガラムシ、ガの幼虫などの害虫の被害に遭いやすくなります。

害虫に気づいたら、次のような薬剤で早めに駆除してください。

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【夏】ニレケヤキの日常の育て方

6~8月の夏、ニレケヤキは枝葉をぐんぐん伸ばします。

それにつれ、日光と水分をたくさん欲しがります。

水やりは、1日2回を目安にしてください

盆栽は用土が少ないものですので、水切れに注意しましょう。

もしも夏の間、数日家を空けなければならないというときは、水をはったボウルに鉢を半分ほど沈めたりして水切れしない工夫をしておいてください。

ニレケヤキは日光を好みますが、真夏のジリジリとした日差しは葉を傷めることがあります。

特に西日はニレケヤキにダメージを与えますので、直射日光の当たらない半日陰の場所に置くか、日よけ(オーニングやすだれ、遮光ネット)を使ってカバーしてあげてください

もしもベランダでニレケヤキの盆栽を育てている場合、コンクリート部分に直置きしない、エアコン室外機の風に当たる場所に置かないという注意も必要です。

夏場も月に1度の肥料は必要ですが、梅雨時期の施肥は避けましょう。

【秋】ニレケヤキの日常の育て方

9~11月、ニレケヤキは成長を止め、紅葉し、落葉します。

この頃には必要とする水分も減りますので、水やりは1日1~2回に戻します

用土の乾き具合を観察しながら、水やりの回数を加減してください。

置き場所は、また日当たりのよいところへ戻します。

【冬】ニレケヤキの日常の育て方

12~2月の冬は、ニレケヤキもすっかり葉を落としていますので、水分はさほど多く必要としません。

用土の乾き具合をみながら、2~3日に1度の水やりをすればよいでしょう

しかし、「〇月になったから」ではなく、用土の状態を見ながら水やりの頻度を調節してください。

もし、あなたの住んでいる場所が寒冷地の場合、日中は日に当て、夜間は寒さから保護する工夫をしてください

ニレケヤキは乾いた冷たい風が苦手ですので、発泡スチロールの箱や衣装ケースを簡易的な「ムロ」として使うのがよいでしょう。

特に天気予報で気温がマイナスになる日は、寒風にさらされないよう、そして用土が凍らないようムロに入れてください。

もちろん、天気の良い日の日中は、フタを開けて日に当てるようにしましょう。

年間を通してのニレケヤキの手入れ

ニレケヤキの盆栽は、季節ごとに特別な手入れが必要です。

植え替えや剪定、芽摘みなどです。

どのようなタイミングで特別な手入れが必要なのか、どのようなところに注意すればよいのかをご説明します。

ニレケヤキの植え替え

ニレケヤキは成長が早いので、若い木のうちは毎年植え替えをしなければなりません

根詰まりを起こし、結果として根腐れを起こしたり、水やりをしてもうまく水が浸透しなくなったりするからです。

植え替えに適しているのは、2~3月です。

まず、今のサイズのまま育てたいのか、大きくしたいのかを決めてください。

そして、植え替えに必要な道具を揃えましょう。

次のような、植え替え用の道具のセットを購入すると便利です。

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今のサイズで育てたいのなら、しっかり根を切る必要があります。

鉢から用土ごと根を取り出して丁寧に土を取り除き、色のよくない根を中心に思い切って根を切り詰めます

大きくしたいのなら、根腐れを起こしていると考えられる根を中心に切ればよいでしょう。

うまく根切りができたら、新しい土・鉢に植えこみます。

鉢底に敷くネットと鉢底砂、鉢とニレケヤキを固定する針金を使い、ある程度植え替えた後の姿をイメージできたら、根の間に砂を敷きこんでいきましょう

砂を根の隙間に流し込み、軽く鉢をゆすりながら砂を隙間なく均していきます。

ニレケヤキと親戚の関係にあるケヤキの植え替え作業は、次の動画が参考になります。

ニレケヤキの剪定

ニレケヤキは生命力が強く、枝もすぐ伸びてしまいますので、適宜剪定をしなければなりません。

剪定は、シルエットを整えることを目的に行います。

剪定は、葉がなく、枝ぶりがしっかり見える2~3月頃が適しています

ニレケヤキの芽摘み

ニレケヤキが一番勢い良く育つ春から夏の間は、芽摘みを欠かさないようにしましょう

芽が伸び始めてから1カ月程度はそのまま様子を見ますが、枝として残したいなら7葉程度のところで、切り詰めたいのなら3葉程のところでカットします。

剪定とは別の方法とはなりますが、この芽摘みでもシルエットを整えることができますし、葉が込み合いすぎることによって病気や虫を見逃すことも予防できます。

ちょっと目を離すとどんどん芽が増えて葉や枝が伸びてしまうニレケヤキは、その成長力が魅力ですが、こまめなカットが大事です。

ニレケヤキらしい小枝を増やすのにも、この芽摘みは有効です。

芽摘みには、次のようなはさみが最適です。

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ニレケヤキの芽摘みの方法は、次の動画が参考になります。

まとめ

ニレケヤキは、盆栽にする木の中でも比較的丈夫で取り組みやすいことから、人気の樹種です。

盆栽の手入れの基本を学ぶには適していますので、「これから盆栽にチャレンジしようかな」と思っている方には特におすすめです

小さくかわいらしい葉は新緑や紅葉を楽しめますし、落葉すれば白みを帯びた幹や枝が冬らしさを感じさせてくれます。

毎日手をかけてあげることで、より愛着を感じられるのがニレケヤキの特徴。

既に盆栽を楽しんでいる方も、コレクションに追加してみてはいかがでしょうか。

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